その方は突然チラシを見たと言って、飛び込んでこられました。
その時はたまたま空いていたので、案内すると、椅子にふんぞり返って座っておられます。
「こちらの左側に記入してもらってよかですか?」と回復ノートを手渡すと、
「・・・」無言のまま書き始められました。
肝心の症状は無記入です
仕方なく、問診しながら記入する事に(ポリポリ)
「今日はどげんしました?」「膝の痛かとっ!」
なんか凄くおっかないです。怒っているみたい
詳しく聞いてみると、4,5年前から正座が出来なく、病院でも電気、湿布だけでちっとも改善されてないとの事。
仕事柄重いものを持つので、肩も凝っている。ずーっと立ちっぱなしだったりすると、膝の裏から太ももの裏にかけて痛いそうです。
説明中も落ち着きが無く、ぶっきらぼうな返事で、小心者の私は少しビビリ気味。
「押さない、揉まない、叩かない」の説明中も、
「ここが痛かっ!」とか言いながら、ごりごり揉んでおられました。
(恐い、恐い)
検査から始めます。
「手をこうしてみて下さい」と言うと、恐い形相ながらもやってくれました。
すると、左右のずれが約5cm。
これには「本当やね〜」と納得されてます。このあたりから様子が変わるのです。
正座をさせてみると、お尻はかかとにつきません。
膝の位置もかなりずれていて、これにも納得の表情で、私の説明に耳を傾けてくれるようになり、趣味の山登りや、世間話等を話してくださいました。
調整が終わると左右のバランスは悪いものの、さっきより改善しています。
正座時は、まだ膝の裏に痛みがあり出来ません。
そこで、股関節の○転・膝の指頭○圧を行い、うつ伏せで、痛い部分を○圧しながら、
「痛くない範囲で、かかとがお尻に当たるように動かしてくださいね」
と回復法を行いました。
「痛くなかったですか?」と聞くと、「やっぱい、痛かね」と。
「痛くない範囲で動かしてくださいね」再説明。
「今度はどうでしたか」 「まだ痛かった〜」
「・・・」(私の説明不足か、理解してくれてないのか
「もう一度だけ、痛みが出たら駄目ですけん、痛みの無い範囲ですよ」とやさしく説明。
すると、「今度は痛くなかったよ」と、優しい口調の返事が返ってきました。
(だから、痛くない範囲でって言っているのに・・・)
あと肩こりがあると言う事なので、肩回し調整を行い、アーム検査をしました。
すると5cmのずれがあったのが、ほぼ左右同じに。肘の高さも上がりました。
これには「おぉ〜っ」と笑顔を見せてくれたのです。
そして、正座をしてもらったら、なんと、かかとがお尻につくようになったのです
「おぉ〜っ、久しぶりに座れたばい!今まで、仏さんを参る時もごげんしよったもんね」
と横座りをして、再確認しておられます。
「でも、まだここの痛かぁ」と今度は膝の内側を指してます。
回復ノートを見せながら「さっきはここに痛みがあったんですよ」
「おぉ、そうやったね」と満足そうです。
指○を施し、確認してさせてみると、何度も柔軟体操みたいに(この方スポーツジムも行っているみたいです)
「よかごたっ。よかごたっ」としつこく屈伸されてます。
「でも、まだ残っ取るね」と満足顔です。
来られた時とはまるで別人。症状の変化が、応対の変化にもつながりました。
最後に、回復法の続ける事の大切さや、自己療法などを説明すると、
「いつ痛くなるか分からん。痛くなったら来るけん!」
と、ぶっきらぼうにも、予約はしなっかたけど、「有難う!」のお礼を言いながら帰られました。
さすがに性格までは変える事は出来ませんね



回復ノートは大活躍ですね!僕も購入して帰ればよかったと後悔しきりです・・・
「痛くない範囲で動かす」はなかなか伝わりにくいですね。どうしても我慢して動かす人も多いです。
僕も怖がりですので勉強になりました。ありがとうございました。
この方、痛くなったら来ますよ、間違いなく・・・。チラシもうまくいったんですね。おめでとうございます。
わたしも少年野球の保護者の方に、左肩とひじが痛いという方に足組法、足踏み。肩関節の静圧(動いてもらいながら)指撫法をしました(3分位)ら、翌日サポーターを外すくらい楽になったようです。日曜日に予約を入れてくれました!短い時間の方が明らかに効果が高いですね。ついつい長くやってしまうのですが・・・。
我慢せずに動かしての説明はいつも一苦労です。
まき先生、この方の手ごたえは十分でした。多分また来られそうです。「痛くなったら来る」って言う事は、「痛み取れたんかい」って思います(笑)でも本当恐かったです。
サポーター外れてよかったですね!治してやりたいと思う一心が、ついつい長くなってしまう・・・私は指撫法は長くて1分くらいにおさえてますよ!
ヒザの痛みに悩んでいたので、やっぱり回復法で回復できると思い直しました。
でもぶっきらぼうなかたは、こわとですね。小心者の私は、怖そうな人が来ると声が1オクターブ高くなっていることが、自分でも良くわかります。
まだ、こういう方とは縁がないので、参考になりました。ありがとうございました。
しかし今回のようなケースには今後のコースで予定している”動作転位”の手法が瞬間に劇的効果を発揮します。
技術セミナーで苦労して取っていた痛みが、簡単に解消します。
九州の施術会にてそのような不調者がいれば、この手法をみることができると思います。(笑)
アカデミーボディスクール 校長 小森秀信
文面からも緊迫感が伝わってきます。
私ならこんなに冷静に対応できるのか?
勉強になりました。
1オクターブ声が上がるって面白いですね。何か、想像できます。
西村先生、おはようございます。先生なら、どんな不調者さんでも上手く応対できると思いますよ。最初に変化を与えられれば、どんな人も心を許してくれると思った症例です。
おだ先生、おはようございます。私も最初は、無理やり自分の意見を押し付けてました(笑)今は聞くことから丁寧に心がけてますが、結果が出なかったら、なんて言われるか、ドキドキでした。
小森先生、おはようございます。
今の技術だけでも、結果が出てますが、更に「動作転位」って言う手技があるんですね。凄く楽しみです。想像もつきませんが、覚えたら、鬼に金棒になりそうです!
なかの先生、おはようございます。
最初から緊迫感あふれてました。昔の頑固者って感じです(笑)、でも結果が出て、話し始めると、凄くいい感じの方でしたよ。やはり、男性は始めての治療院は疑って来られてるんでしょうね。